連続テレビ小説「ちむどんどん」22話「フーチャンプルーの涙」

賢秀を叩く下地

賢秀「アガッ!」

下地「しっかりしなさい! こんな いい家族がいるんだから。」

賢秀「はい! しっかりします!」

下地「お邪魔しました。」

優子「ありがとうございます!」

タケヒロ「賢秀 よかったな~!」

賢秀「おう…。」

タケヒロ「では。」

優子「ご苦労さまです。」

良子「歌子! ありがとう!」

優子「よく頑張ったね!」

暢子「いつもより ずっと デージ上手だった!」

賢秀「だからよ。 歌子 ありがとう! この恩は 必ず倍にして返すからよ!」

歌子「うん!」

賢秀「はあ~ あっ…。 みんな ちょっと聞いてちょうだい。 俺は… 腹が減った。 はあ…。」

良子「ニーニー! 本当に反省してる?」

賢吉「優子さ~ん!」

優子「おじさん…。」

賢吉「この間の金 返せなくなったっていうのは本当か?」

賢吉「元金は 必ず戻るって 言ったじゃないか。 何で 元金も返ってこない。」

優子「すみません…。」

賢吉「春には 暢子も就職だろ。 暢子の給料も 月々の返済に回せ。」

優子「おじさん 暢子は 地元で就職するのをやめて…。」

賢吉「何?」

暢子「うちは東京に行って 西洋料理の仕事を…。」

賢吉「東京?」

和恵「西洋?」

暢子「東京で働いて こっちにお金を送ります。」

賢吉「渡航費用はどうする。 船に乗る金 汽車賃 下宿を借りるには 保証金も要る。 そんな金 どこにある!」

優子「だけど おじさん 暢子は どうしても東京に行きたいと。」

暢子「うちは お母ちゃんと よく話し合って…。」

賢吉「女のくせに バカなことを言うな! 東京とか 絶対に許さん! 賢秀 お前が行け! 那覇でも大阪でも 稼げる仕事を見つけて こっちに金を送れ!」

賢吉「何か その目は! 頭のないやつは 体を使うしかない! お前のせいで この家が どんなことになってるか 分かってるか!」

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