そして 季節は流れ…。
あまゆ2階・ゴーヤー
歌子「手紙『暢ネーネー 元気ですか。 うちは 無事に高校を卒業して 社会人になりました。 事務の仕事は 覚えることが多くて大変だけど 毎日が 充実しています。』
歌子「手紙『そういえば こないだもらった給料でね』…。」
比嘉家
優子 歌子「ああ…!」
優子「ありがとうね。 まさか 歌子に 電話 引いてもらえるとは。」
歌子「これで 暢ネーネーと いつでも連絡取れるね。」
優子「うん!」
歌子「あっ お母ちゃん…。」
優子「すごいねえ。」
猪野養豚場
寛大「『前借りした給料は 次のビジネスで 必ず』…。 これ 何て読むんだよ。」
清恵「『倍』じゃない?」
寛大「倍…。」
賢秀サイド
賢秀「(口笛)」
沖縄料理店・あまゆ
暢子「歌子? 暢子さぁ! 手紙 読んだよ! たまらなくて 電話してしまった。」
歌子「うん。 ありがとう。」
暢子「すごい! よく聞こえる!」
暢子「すごいねえ! 今度 電話で話したいこと 手紙に書くからね。」
歌子「えっ?」
暢子「アイ? 何か おかしいかね? ん?」
(ブザー音)
暢子「あっ 待って! アキサミヨー! 十円玉が切れる! アイ…。」
智「待って 待って 待って…。」
暢子「待って 待ってよ。 あっ あっ… あ~っ!」
歌子「もしも~し ネーネー?」