月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん2」4話「それぞれの出立(んじたち)」

サロン

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恵理「なんか いいね 恵達…。 やっぱり あんたは そういうのが 似合うよ ね?」

祥子「うん。」

恵達「姉え姉えに 褒められてもなあ。」

恵理「何 それは?」

恵達「…ありがとう。」

恵理「あれ… 真理亜さんは?」

容子「『ゆがふ』に 行っちゃった。 今日は 独身同盟の日だって。」

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恵理「え?」

容子「真理亜ちゃんと 遥ちゃんと 静子さんと 飲むんだって…。」

文也「え?」

柴田「仲間に 入れてもらえないんです 独身同盟の日は…。 入っても 冷たい視線で 追い返されますよ。」

奈々子「私も 一度あった。 なんか 怖いですよね。」

柴田「怖いですよね。 私も 追い返されたんですけどね なんか 節分の 鬼のようでした。」

(笑い声)

柴田「はっ…。」

止めに入る容子w

容子「しっ。」

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静止を振り切る柴田w

柴田「い… えい! …似ている! はあ~。 あれは中学1年の節分の日だった。 寒い日だった。 外は吹雪。 …でも 遊びたい盛りの僕達は 友達のうちに 集まっていた。 男の子が3人 女の子も3人 その中に 僕の大好きな 千寿子ちゃんが いたの…。」

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柴田「楽しかった…。 だが 今日は節分だから 豆まきを しようということになった。 豆まきには 鬼が必要だ。 ぞの時… 僕の愛する千寿子ちゃんが こう言ったのだ。『やっぱりさ 鬼は 柴田君だよねぇ。 顔… お面に似てるしさ』あ~ハアハア…。 恋が終わった瞬間だった。 でも 僕は 鬼を全うしようと… 演じきろうと思った。 楽しそうに 僕に豆をぶつける 千寿子ちゃん。 うう~っ。」

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柴田「僕は 鬼の お面の下で 泣いた。 しょせん 僕は鬼だ! ピエロだ! それで いい。 千寿子ちゃんが 楽しそうなら それで いい。 そして 僕は 窓を開けて『鬼は外』の声とともに 窓の外に飛んだ! 2階だという事を 忘れて!」

恵理「ええ~っ!」

柴田「雪が積もっていて ケガをしないで 済んだ。 あの節分の 夜の空気に 似て…。」

容子「ない…。」

柴田「えっ?」

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容子「だから 全然 似てないって。」

柴田「はい すみません…。」

恵理「いやぁ 久しぶりで 感動したさぁ。」

文也「ある意味 泣けたね。」

柴田「そうですか…。」

和也「柴田 イエ~イ!」

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ゆがふ

静子「なんか 恰好いいねえ 今どきの 男の子はね…。」

真理亜「ちょっと 静子さん 何 考えてるの? もしもし?」

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真理亜「もしもし?」

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遥「…いや 違います。 そんなんじゃないんです。」

兼城「え?」

遥「いや…。 ハッハハハ…。」

静子「ねえ 多恵子ちゃん。 みんなで 一緒に飲まない? どうせ ほかには お客さんなんか 来ないんだしさ…。」

兼城「(せきばらい)」

静子「アッハハハ…。 ごめんなさい。」

兼城「いえいえ もう…。 俺も 一緒に飲んで いい?」

遥「あ そうですね。 飲みましょう。」

真理亜「え?」

静子「なんか いいねえ。 合コンみたいでね。」

遥「楽しい…。」

帰ろうとする真理亜を捕まえる静子w

静子「さあ~ 飲もうねえ!」

遥「真理亜先輩もね!」

静子「『帰る』なんて言わないの!」

真理亜「離して!」

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