北栄総合病院
訪問看護科
聡子「いい? まぁ あなたも 看護師としての キャリアもあるし 島の保健室もしてた訳だから 私ね 基本的には あなたは この仕事 向いてると思ってる。」
聡子「明るいし 人から好かれるし よく動くし めげないし…。 でもね 今までしてきた仕事よりは 責任 思いんだよ。 現場には 医師は 居ないんだから たくさんの事を 自分で判断してなくちゃ いけない仕事だから…。 分かるよね?」
恵理「はい。」
聡子「あと… 最初に言っておくけど お年寄りの方が 多いから 残念だけど 亡くなる方もいる。 死に直面することが 多いと思うが 悲しむのは もちろん 大切だし 当たり前だけど ダメージを 受けすぎないこと…。 ほかにも あなたを 待ってる人がいる訳だからね あなたの事を…。 分かるわね?」
恵理「はい。」
紺野家
恵理「よし 間に合った…。 こんにちは 上村です!」
(ノック)
渉「じゃ 出かけてくる。」
真知子「いってらっしゃい。」
恵理「あの…。」
真知子「何?」
恵理「本当は ご一緒に…。 手伝っていただかなくても いいですけど 見ていただいたほうが いいと思うんですけど… 必ず お出かけに なってしまいますよね。 あ… すみません。 余計な事 言いましたね。 すみません。」