月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん2」4話「それぞれの出立(んじたち)」

そして

静子「あ… そうか…。」

喜屋武「はい。 ま なんか 東京かなと思って 沖縄から出てきたんですけど 東京来て 自分のやりたい事を 見つけようかなと思ったんです。」

ちゅらさんの画像

平良「うん…。 でも 全然…。 見つかったのは バイトしかないし。」

多恵子「であるよね 私も…。」

玉城「みんな どうなふうにして 見つけてるのかなぁ…。」

兼城「である訳か…。 やりたい事ねえ…。 難しいよね。」

遥「そうですよねえ。」

静子「何 言ってるの! いいのよ いいの。」

喜屋武「『いい』…?」

静子「そう いいのよ。 それで いいの。 あのね… 自分のやりたい事なんて そんなに簡単に 見つかるものじゃないのよ。 今 それがないからって そんなに 落ち込むことないの。 そんなものはね 一生かかって 探せば いいの。 分かる?」

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喜屋武「はあ…。」

静子「大体ね 自分が 何になりたいか なんて 答えをね 子供のうちに出せっていうほうが 間違ってるのよ。 …分かる? 大事なのは 探し続ける事なのよ いいのよ 何歳になったって…。 ねえ そうでしょ 店長!」

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兼城「え… はい。」

遥「ですよね。」

静子「そうなのよ。 みんな まじめすぎ 難しいとか ダメだとか そんな事 全然 思う必要ないの。 これだと思ったら そこから 始めりゃ いいの。 恵理ちゃんって子がいるんだけど 君達と同じ 沖縄の出身で その子は メチャクチャよ。『これが やりたいんです』『はい やります』…。 それの連続。 まぁ 周りは大変だけどさ でも そういうのは 楽しいと思うよ。」

一風館

恵理「(くしゃみ)」

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ゆがふ

静子「だからさ 元気 出しなさい! ちゃんと 胸張って! ほらっ いい男だよ! 3人とも…。 多恵子ちゃんだって かわいいし だから もっと 堂々と 顔を見せていきなさい! 分かった? うん?!」

多恵子「はい。」

喜屋武「ありがとうございます。 なんか 勇気が出てきました。」

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平良「はい ありがとうございました。」

静子「何 言ってるのよ。 いつでも おいで。 ね!」

玉城「はい。 何か うれしいな 田舎の おばぁに 怒られてるみたいで…。」

多恵子「そうだよね。」

静子「『おばぁ』…。 あ… あれっ? どうして こんな事に なっちゃったんだろう…。」

喜屋武「俺たち そろそろ 失礼します。」

玉城「おやすみなさい。」

平良「ありがとうございました。」

兼城「いつでも おいでよ! いや~ 感動的だったねえ。 さすが 静子さん。」

遥「はい。」

静子「褒めないで。 お願い!」

兼城「…え?」

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静子「なんで…。 いつの間に 私 説教してたんだろう…。 なんで?」

真理亜「ん? いいじゃん 別に…。」

静子「よかないよ。 よくない。 だって 合コンだよ。 私 そんな つもりじゃなかったんだからさ。」

真理亜「どういうつもりだった訳?」

静子「『どういうつもり』って…。 あ~ もう… 嫌だ…。」

さてさて 恵理は ついに 訪問看護を 1人で 任されるようになりました

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