連続テレビ小説「カーネーション」第147回「あなたの愛は生きています」【第26週】

譲「僕 そんな 強ないですもん。」

糸子「アホか! ハハハ! ほんなん 誰かて強ないわ。 弱ても どないか つないで つないで やっていくしか ないんや。 みんな そうや。 うちのボーイフレンド 見てみ。 91人もおるがな。 群れたり ごまかしたり 慰め合うたりしてるうちに 人間は やっていけるんや。 あんたらが やっていけん訳がないがな。 心配しな。」

栄之助「先生。」

糸子「あ?」

栄之助「いつか うちの奥さんが 先 死んでしもたら 僕も 先生のボーイフレンドに 入れて下さい。」

糸子「あんた そん時 うち なんぼやねん?」

栄之助「130歳くらい?」

(笑い声)

糸子「ま 飲み! しっかりしいや。 アホぼんらが。」

孝枝「これ 昔 金ぱく 貼っちゃあった やつちゃいます?」

譲「そうです。」

糸子「金ぱくカステラけ? もう貼らへんよう なったんやな。」

篠山「あれ やっぱり 時代の流行 やったんちゃいます?」

フミ子「バブルやったよってなあ。」

篠山「そうゆう事です。」

糸子「余計なもん 貼らんかて 十分 価値あんでなあ。 おいしいわ!」

孝枝「うん。」

糸子「納骨は あんじょう済んだか?」

譲「はい おかげさんで。」

<なあ 譲。 キラキラを剥がされて むき出しになってしもた 40男の本性は あんたが思てるより もっと ずっと きれえなんやで>

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